事故の再発防止に向けた安全管理対策について

2022年12月12日

弊社は、TOKYO DESIGN WEEK 2016における火災事故を受け、このような事故が二度と起きることがないよう、今後開催するイベントの規模や性質に応じて、下記の内容の安全管理対策を徹底いたします。また、イベント会場が賃借施設である場合等、当該イベント会場の管理責任者がいる場合には、下記の安全管理対策を、弊社と当該管理責任者とで適切に役割分担して行うようにいたします。

弊社といたしましては、多くの皆様に愛され、ご参加及びご来場いただいていたTOKYO DESIGN WEEK等のイベントを再開することができるように、下記の安全管理対策をはじめとして、あらゆる努力を積み重ねていく所存ですので、何卒ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

1. 全般的な安全管理対策

(1) イベントの規模や性質を踏まえて、起こり得る事故を検討した上で、当該イベントに求められる安全管理対策を検討する。

(2) 消火器等の防災設備を適切に設置する。

(3) 関係省庁への届出や、消防署による検査の他に、イベント会場の施工を担当する業者、警備会社、消防署等と協力して、防災訓練の実施等を行う。

(4) 緊急時における体制、災害発生時(けが人や病人が発生した場合を含む。)の対応等を検討の上、イベントの実施運営マニュアルにフローチャートを記載する。

(5) 万一事故が発生した場合の対応について、イベントの実施運営マニュアルに記載されたフローチャートに従い、弊社への連絡、現場の確認、消火等の事故への対応、消防署・警察への通報、非常放送、避難誘導等を迅速に行うことができるよう、全スタッフへの周知及び指導を徹底する。

2. 出展者の募集段階における安全管理対策

(1) イベントの告知を行うホームページ等において、出展者(個人、企業、学校を含む。以下同じ。)に遵守していただく安全管理対策を記載して周知する。

(2) 出展者の防災意識を高めていただくために、出展希望者に対して、イベントに出展するために必要な以下の安全管理対策について説明する。

・ 出展者ごとに防災担当者を設けていただくこと

・ 出展作品全体の安全管理対策についてのチェックリストを、弊社に提出していただくこと

・ 安全管理対策について、出展に参加する全ての方々に対して、十分に説明をしていただくこと

・ 作品の安全性に関して問題が生じた場合、直ちに弊社に報告していただくこと

・ その他、出展者が出展作品の安全性を保つように努めていただくこと

3. 出展許可後、イベント開催までの安全管理対策

(1) 出展契約の締結時に、各出展者から防災担当者の届け出を受ける。

(2) 出展者に対して、以下の説明を行い、防災意識のさらなる啓蒙を行う。

・ 防災規程や危険物(作品の設営・展示用の器具を含む。以下同じ。)の持ち込み禁止についての説明

・ 出展者が、出展作品の素材や構造を確認し、設営及び展示方法について、作品自体の安全性を保つ必要があること

・ 出展作品の展示中は、出展者の中でも安全管理について熟知した者が立ち会っていただく必要があること

・ 体験型の展示の場合には、利用方法において利用者の年齢を考慮した安全性を保つ必要があること

・ 消火器等防災設備の設置場所及び使用方法

・ その他、イベントへの出展にあたり、求められる具体的な安全管理対策

(3) 出展者による出展作品の施工前に、全ての出展者の防災担当者に対して、防災規程及び危険物の持ち込み禁止について確認を行い、安全性に問題がないと弊社が判断した出展者に対してのみ出展作品の施工を許可する。

(4) 出展作品の施工後に、出展者とともに出展作品と使用方法を確認し、協議を行い、安全性を確認できた出展作品についてのみ展示を許可する。

4. イベント開催中の対応

(1) 弊社の従業員、安全管理対策検討会のメンバー、イベント会場の施工を担当する業者、警備会社等が協力し、巡回を強化する。

(2) 各出展者の防災担当者に対して、出展作品の安全性の定期的確認、及び、出展者に対する注意喚起を行っていただくとともに、出展作品の安全性について弊社に報告していただく。

(3) イベント会場の入場口、イベントブック、ホームページ等に、ご来場者様に求められる安全管理に関する注意事項(例えば、喫煙場所、出展作品の利用方法の遵守等。)を記載し、周知する。

以 上